【PS4】こちらこそ、ありがとうと言いたい「ニーア オートマタ」レビュー

PS4用ゲーム「NieR:Automata (ニーア オートマタ)」を一通りクリアしたので感想など。

はるか昔に、エイリアンが機械生命体を使って地球に攻め込み、人類は月へ逃げ延びた。
地球は機械生命体が跋扈する地になってしまったが、人類が作り上げたアンドロイド達が、衛星基地バンカーから地球奪還を目指して奮闘する……
という導入からストーリーは始まるのだけど、進めれば進めるほどに明らかになっていく事実に「認識をひっくり返される快感」の連続だった。
「アーカイブ」という形で過去の文献なんかを拾って読んだりするのだけど、情報が小出しにされてくるので「これはもしかして……いや違うか……?」みたいな想像を掻き立てられたり、あるいは特殊なアンドロイドや機械生命体との出会いによって「もしや……」と推理したりと、刺激が多かった。

そして、アンドロイド達にものすごく感情移入してしまった。

序盤こそ「所詮、人工物同士の争いじゃんw」みたいな気持ちを抱いていたけど、物語を進めていくうちに機械生命体の立場になって「うわ、なんだか倒しづらいな……」と思ったり、かと思えばアンドロイドと同じ気持ちになって「機械生命体全部ぶっ壊してやらあ!」と思ってみたり、でもやっぱり俯瞰で物語を眺めているので「気持ちはわかるけど、それはアカン……」とやるせなさを感じたり、感情を揺さぶってくるストーリーだった。
事前のネタバレ無しでこのストーリーを楽しめたのは、本当に良かったと思う。

ストーリーについては何を書いてもネタバレになりそうなのでこれ以上は置いとくとして、他の要素について。

このゲームは、世界観、キャラクター、ストーリー、映像、音楽、ゲームシステムにゲームデザイン、どれをとっても良さの塊だ。
グラフィックや音楽は、それ単体でも素晴らしい魅力を持っているけど、なによりそれらが組み合わさった結果として、この世界にのめり込む補助の役目を十二分に果たしていた。
色あせたような色彩に、どこかノスタルジックな音楽。廃墟的なフィールドと相まって、完全にこの世界に引き込まれてしまった。

ほぼすべてのマップを徒歩で移動できるというのもスゴイ。
フィールドは広大だけど、アンドロイドという利点を活かして、走る速度もとんでもなく速いので、移動が苦にならない(さらに、途中でワープ移動的な手段も追加される)。
ROM版なのでディスク読み込みがギュインギュイン走るのはアレだったけど(途中からヘッドホンするようにした)、ロード無しで動き回れるのは、ゲーム内の世界から現実に引き戻される感がなくてよかった。

バトルのシステムも素晴らしかった。
戦闘のアクションは、単純な操作の組み合わせだけどやれることが多くて、慣れるほどキャラクターの動きが馴染んでくる。
囲まれてハメ殺されることもあるっちゃあるけど、回避行動に無敵時間がついてたり、キャンセル行動できるパターンが多くて、ストレスを感じない。
最初はただ殴り合うだけのところから、回避してカウンターをしたり、殴りながら射撃をしたり、打ち上げて空中コンボをしたりと、「動かす快感」がどんどん高まってくる。モーションも繋ぎまで練り込まれていて、違和感がない。
自分はアクションゲームがそれほど得意なほうではないけど、ノーマルの難易度でやっていて何度か死んだりしつつ、ほどよく攻略を楽しめた。
苦手な人はEASYなら自動戦闘にできたり、得意な人はHARD、VERY HARDでロックオンできなかったり被ダメが増えたりするようなので、やり応えもあるのでは。

同時プレイ的な要素はないけど、ネットワークにつないだ状態でプレイすると他のプレイヤーの死体が転がっていたり(調べるとメッセージが読めたりする)、いろいろと楽しい。
このゲームは、ぜひオンラインでプレイするのが良いと思う。

ところどころで開発者側のメッセージ的な内容が挟み込まれたりして、それもまた面白い要素ではあるのだけど、最後はプレイヤーに対して感謝の言葉が送られた。
全く以て、とんでもない話だ。

こんなに素晴らしい世界を作り上げ、送り届けてくれたのだ。
こちらこそ「本当に、本当にありがとうございました」と、伝えたいものである。
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テーマ : ニーアオートマタ - ジャンル : ゲーム

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